構造化とか非構造化とか

結構前の知識ではノードの接続を制限するか否かが構造化か非構造化の垣根だと思っていたんだけど,
よくよく考えたらP2P通信をするときにそんな制限を加えるはずがない.
だから,検索に使用するリンクを制限するか否かが構造化か非構造化の違いなんじゃないか,と.
そう考えると,Winnyは構造化だし,論文でよくみる非構造化の検索クエリ改善手法なんてのは構造化じゃないのかな.
非構造化の方がChurnに強いってのは全然的外れな議論であって,
Churnに強いか弱いかは実装時の耐Churn手法の善し悪しで決まる.
そもそも,何に対して強いとか弱いとか言っているんだろう.
検索の再現率の低下に対して強いとか弱いとか言うのなら非構造化なんて本質的に弱いじゃん.
ネットワークが崩壊するとか分離するとかいう話をするのなら,
別に非構造化が強いとは思わないし,(分離するし崩壊もする)
Chordであっても耐ChurnをゴリゴリにしとけばChurnされても全然平気だし.
当たり前のことだけど,もはや,構造化とか非構造化っていう議論は意味がないんだよなぁ.
このblogのタイトルにばっちり入ってるけどw