RE: 高校生(笑)がP2Pを勉強する日記

http://d.hatena.ne.jp/daiki41ti_p2p/20090427

高校生がP2Pを勉強してきている・・・。ガクブル

確かに、構造化オーバーレイ技術は利用してないですが、P2P 技術自体は利用しています。
Dynamoはどうだったか忘れましたが、ROMAは1000台程度のノードでの分散を前提にして作られてるから
構造化オーバーレイよりも非構造化オーバーレイを実装したほうが効率が良いのです。

DynamoはChordのリング構造+フルメッシュのリンクだったはずです。
もちろん、それだけじゃないけれど。
どのみち、P2Pで問題となるChurnの影響がほとんどないようなサーバの冗長化
P2P技術が利用されている、っていうのはううーんって感じです。
サーバの冗長化や可用性の向上の研究ってのは他にいくらでもあるわけで。
わざわざP2Pを持ってくるのであれば、それなりの有用性を示さないとダメなんじゃないかなぁ、と。

クラウドコンピューティング(笑)基盤技術にも DHT を利用したモノが多数ありますし、
Skip Gragh を利用した エージェントベース P2P プラットフォームというモノもあります。

前述のようにサーバ側にP2Pを使うことは疑問なので、クラウドP2Pとかよくわかりません。
そもそも、クラウドコンピューティングの考え方ってkey-valueストアだけでは成り立たないんじゃないかなぁ。よく分かってないけど。
下の方はPIAXですね。
結局のところP2Pって性質がアプリケーション寄りなので、キラーアプリがあるかどうか、っていうのが他の技術より死活問題になるんじゃないか、と思います。